3月12日にパンローリング社が主催する投資戦略フェア2016に行ってきました。

こちらに出席して話を聞いたことに対するトレードのアイデアや考え方を書いていきます。

 

自分が出席したのは

① 中原圭介さんの「2017年までの経済トレンド分析と投資戦略」

② 池田俊道さんの「中小小型株投資の醍醐味とリスクヘッジ」

③ 玉川陽介さんの「ETFではじめるインカムゲイン投資 驚きの安定高利回り」

④ 田代岳/坂本慎太郎さんの「個別株デイトレード戦略」

の4つとなります。

それぞれの感想や気づきと会場の雰囲気に対する感想などを記載していきます。

 

まず初めに

① 中原圭介さんの「2017年までの経済トレンド分析と投資戦略」についてですが

中原圭介
内容自体は中原圭介さんが2015年の10月に発売されました

中原圭介の経済はこう動く〔2016年版〕

に記載されている内容+αとなっておりました。

 

おおざっぱにまとめますと

① アメリカの景気はいったん悪くなるがその後よくなる

② ヨーロッパと日本は一進一退

③ 中国はソフトランディングに時間がかかる

といった内容でした。

 

詳しい内容については中原圭介の経済はこう動く〔2016年版〕を買われるか

東洋経済オンライン中原さんのブログに行かれるとわかると思います。

 

個人的に話を伺っていて気になったのは今後の為替の動きに関してです。

為替の主要因として

①経常収支 ②金利差 ③購買力平価

を上げていらっしゃいましたが

資金供給量は気にしておられないのでしょうか?

 

聞いていたときはその通りだと思っていたのですが、こうしてブログに書こうと考えていたら

単純に貨幣供給量を増やせばそれだけで為替が動くことを思い出しました。

(アベノミクスの1本目の矢である異次元の金融緩和策)

特に為替相場は9割が為替差益を狙う投機家が占めるといわれているため

貨幣供給量が増えるのではないかとの期待で事前に買われたり売られたりすると考えられます。

 

経済学では貨幣供給量は長期的には物価に影響を及ぼさないとされていますが(貨幣の中立性と呼ばれています)、

短期的には影響を及ぼすため注意すべき事項のひとつだと個人的には思います。

 

なお経済学でいう長期とは「需給が均衡しているとき」などといった定義のため

何年または何十年後かを想定しているため注意が必要です。

 

とはいえ自分の株式トレードにおいて為替の動きを考えてトレードすることが少なかったため、

今回のセミナーを受けて為替の影響を受けやすい企業をピックアップして

(売上や仕入れの占める割合が海外に依存している企業や海外に子会社を持っている企業など)

監視銘柄に入れておこうと思いました。

そういう意識を持たせていただけただけでもかなり有意義なセミナーだったと思います。

 

そういえば隣でセミナーをしていた

菅下清廣さんは今年の夏から株価があがると言っているのが聞こえました。

中原圭介さんは今年の夏から株価は下がると言ってましたがどちらが当たるでしょうか?

個人的には中原圭介さんの考え方のほうが腑に落ちるのですが。

 

次回は② 池田俊道さんの「中小小型株投資の醍醐味とリスクヘッジ」についての

感想や気づきを書いていこうと思います。